トヨタ「世界最高水準」VLM外販、ウーブン豊田大輔氏「AIが街を理解」

日経XTECH / 2026/5/7

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要点

  • トヨタ自動車とウーブン・バイ・トヨタが、実験都市「Woven City」で開発中のAI技術「Woven City AI Vision Engine」を外販し、カメラ映像から歩行者や車の行動を予測して運転者へ危険を事前通知する用途を想定している。
  • 基盤モデルとして視覚と言語を統合的に扱う大規模VLM(Vision Language Model)をベースに開発し、ソフトウェア開発キット(SDK)として提供する計画である。
  • 2026年4月22日に開発拠点「インベンターガレージ」で技術展示会を行い、報道関係者向けに技術を初公開した。
  • ウーブン・シティ側は、AIが「街の状況を理解し先回りして支える存在」になるという狙いを示している。
ウーブン・シティ内に開所した開発拠点「インベンターガレージ」で半年の実証を振り返るウーブン・バイ・トヨタSVPの豊田大輔氏。トヨタ自動車東日本の東富士工場を修復した施設で、壁や床など当時の工場の面影が残る(出所:日経Automotive)
ウーブン・シティ内に開所した開発拠点「インベンターガレージ」で半年の実証を振り返るウーブン・バイ・トヨタSVPの豊田大輔氏。トヨタ自動車東日本の東富士工場を修復した施設で、壁や床など当時の工場の面影が残る(出所:日経Automotive)
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 トヨタ自動車とウーブン・バイ・トヨタは、実験都市「Woven City(ウーブン・シティ)」(静岡県裾野市)で開発中のAI(人工知能)技術「Woven City AI Vision Engine」を外販する。車や信号機などのカメラ映像を解析して周囲の歩行者や車の行動を予測し、運転者に事前に危険を知らせるといった用途を想定する。

 視覚と言語を統合的に扱う大規模基盤モデルVLM(Vision Language Model)をベースに開発し、ソフトウエア開発キット(SDK)として提供する。2026年4月22日にウーブン・シティ内の開発拠点「インベンターガレージ」で開いた技術展示会で報道関係者に初公開した。

 ウーブン・シティのマネジメントヘッドを務めるウーブン・バイ・トヨタSVP(シニア・バイス・プレジデント)の豊田大輔氏は、「AIが街の状況を理解して先回りして支えてくれる存在となる」と語った。

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「世界最高水準」のVLM

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