「AIに褒めさせない」を設計に落とし込むまで — 写真日記アプリ微差(Bisa)の設計判断
Zenn / 2026/4/14
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要点
- 写真日記アプリ「Bisa」で、AIによる“褒め”をユーザー体験に過度に介入させないための設計思想と判断基準を整理している。
- 「AIが褒めたように見える文面」や「微差で生まれる期待感・依存」を抑えるため、文言・タイミング・出力方針を具体的に詰めている。
- その方針をプロダクト設計に落とし込む際の考え方(体験の目的、ユーザーの感情、フィードバック設計)を中心に説明している。
- 結果として、AIの言語出力を“評価”ではなく“記録や伴走”に寄せることで、健全な利用感を目指している。
はじめに
1日1枚写真を撮ると、AIが2行だけ書く。
- 今日:桜の下でノートパソコンを広げて作業する場
- 重心:春の空気と花びらが指先に触れていく
褒めない。励まさない。助言しない。
微差(Bisa) という写真日記アプリを個人開発している。コンセプトは「人生の記録装置」。なぜこのアプリを作ったかはnoteの記事に書いた。この記事では、「褒めさせない」をどう設計に落とし込んだかを書く。
プロンプトの全文やスコアリングの詳細は出さない。設計判断のプロセスと、その過程で学んだことの記録として。
1. 「褒めるAI」の何が問題か
LLMはRLHFによって「ユーザーに好まれる応答」に...
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