河川敷を動き回る無人の草刈りロボット、江戸川堤防の維持管理で本格活用へ

日経XTECH / 2026/5/19

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要点

  • 国交省関東地方整備局の江戸川河川事務所が、江戸川の河川敷で自律走行する無人の草刈りロボットの試験走行を公開した。
  • 受注者が2026年度内に実際の除草工事で「自律走行型」を利用できるようにする予定で、河川維持管理での自動草刈りの本格活用が見込まれる。
  • 傾斜のある堤防をロボットが作業する一方、担当者は日陰から監視する形で運用できるため、人手・安全面の負担軽減が期待される。
  • 本件は行政の維持管理業務に自律ロボットを組み込み、建設・保全の作業モデルを更新する“実装フェーズ”の前進として位置づけられる。
埼玉県三郷市内を流れる江戸川の河川敷で自律走行する草刈りロボット。国土交通省関東地方整備局江戸川河川事務所が2026年5月7日、試験走行の様子を公開した(写真:日経クロステック)
埼玉県三郷市内を流れる江戸川の河川敷で自律走行する草刈りロボット。国土交通省関東地方整備局江戸川河川事務所が2026年5月7日、試験走行の様子を公開した(写真:日経クロステック)
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 埼玉県三郷市内を流れる江戸川の河川敷。草が生い茂る傾斜のある堤防を動き回るのは、無人で自律走行する大きな草刈りロボットだ。作業担当者は日陰から監視しているだけで、ロボットがあっという間に一面をきれいに刈り取った──。

 国土交通省関東地方整備局江戸川河川事務所は2026年5月7日、自律走行する草刈りロボットの試験走行を公開した。26年度内に、実際の除草工事で受注者が自律走行型の草刈りロボットを利用できるようにする予定だ。河川の維持管理で、自動草刈り機の活用が本格化する。

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建設会社が草刈りロボの開発を主導

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