ガバメントAI「源内」をオープンソースとして公開します

note / 2026/4/25

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要点

  • デジタル庁がガバメントAI「源内」をオープンソースとして公開したことが主題です。
  • 公開により、政府AIの開発・運用知見を外部コミュニティが参照・検討できるようになります。
  • 利用者や開発者側で導入・改変・検証が進むことで、行政領域のAI活用の普及速度が高まる可能性があります。
  • オープン化は技術透明性や再現性の向上にもつながり、評価・改善のサイクルを促進します。
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ガバメントAI「源内」をオープンソースとして公開します

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デジタル庁

デジタル庁ガバメントAIリードエンジニアの大杉直也です。デジタル庁や中央省庁で展開中の生成AI利用環境の源内の一部を、商用利用可能なライセンスで公開を開始しました。

源内は大きく分けて2種類のシステムで構成されます。それぞれGitHub上で公開中です。

  • 利用者が直接さわるWebアプリケーション(源内Web、genai-web)(※外部リンク)

  • 生成AIを活用したマイクロサービス(行政実務用AIアプリ、genai-ai-api)(※外部リンク)

源内とは

2025年5月に成立した「人工知能関連技術の研究開発及び活用の推進に関する法律」(AI法)(内閣府)(※外部リンク)に基づき、同年12月に「人工知能(AI)基本計画」(内閣府)(※外部リンク)が閣議決定されました。この計画では、「隗(かい)より始めよ」の観点から、政府自らが先導的にAIを利活用する方針が示されました。政府職員によるAIの普段使いが浸透・定着することで、業務の質の向上と効率化を目指しています。

デジタル庁は現在、政府自らが先導的にAIを利活用するため、生成AI利用環境「源内」の実装を進めています。2026年度中には、全府省庁約18万人の政府職員が生成AIを利用可能とする予定です。

詳細はデジタル庁の政策ページのガバメントAI「源内」(※外部リンク)をご参照ください。

オープンソースとして公開した背景

中央省庁で、業務特化の生成AIアプリケーションを、早く・安全に・簡単に実際の業務で使うための実践的な共通ルールの整備が重要だと考えております。そのために、民間の優れたソリューションや提案を積極的に取り入れることが極めて大切だとも考えております。そのため、源内では共通ルールの議論のための参照実装として広く使われるように、各人の手元で再現可能な状態での公開を行います。それが今回のオープンソース化です。

また、源内の一部をオープンソースとして公開することにより、地方公共団体や政府機関における類似のAI基盤の重複開発を防ぎ、社会全体の開発コスト削減に貢献します。加えて、この源内のオープンソースは改変・再利用が可能なため、特定の事業者やサービスへの依存を抑えつつ、各機関が自らの要件に応じて主体的にAI基盤を運用・発展させることができます。さらに、AI基盤に関する調達仕様書を作成する際に源内のオープンソースを参照・指定することで、AIの実装が容易になります。

この背景をより詳細に知りたい方は、「ガバメントAI、プロジェクト「源内」の構想紹介」をご参照ください。

公開したもの

公開しないもの

  • 実際の源内で利用している行政実務用RAG等で参照している内部マニュアル類等

  • デジタル庁が権利を保有しない大規模言語モデルや書籍等

  • デジタル庁や中央省庁で稼働中の源内の生ログ等

今後公開を予定しているもの(ソースコード以外も含む)

  • デジタル庁や中央省庁での源内利用実績

  • 源内で利用しているAIアプリの再現可能な実装

  • 源内のソースコードではなく、その背後の思想や開発・運用方法についての技術記事

    • 現在、

      • ガバメントクラウドでモダンなWebアプリケーションを作った話(仮)

      • 源内の内部コードをオープンソース版へ継続的に反映させる仕掛け(仮)

      • 生成AI利用環境のアクセシビリティ(仮)

      • 大規模展開に耐える源内のマルチテナント・システム(仮)

      • 行政実務用RAG開発の量産開発(仮)

      • 源内と外部認証基盤との連携(仮)

      • 源内におけるAIのデータ参照パターン(仮)

   を想定しております。

結び

源内のオープンソース公開は、政府と民間が共に「より良い行政AI」を作り上げていくための大きな一歩になれば幸いです。コードを公開するだけでなく、その背後にある思想や実装の知見も順次共有していくことで、日本全体のAI活用の底上げにつながると考えています。

皆さんとともに、源内をより良いものにしていけることを楽しみにしています。


◆源内の開発に関する採用情報は、以下のリンクをご覧ください。

デジタル庁Techブログの記事一覧は以下のリンクをご覧ください


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