AIデータセンター関連ビジネスが急拡大している。米国ハイパースケーラーの旺盛な投資を受け、世界のデータセンター市場は2030年に2025年比2倍超の1兆7200億ドルへと拡大する見込みだ。データセンター内に設置するGPU(画像処理半導体)やサーバーをはじめ、電源やや冷却設備、光ファイバーといった部素材、建設・不動産を含めて広範に及ぶ巨大な産業・経済圏が形成されている。本特集で「AIデータセンター経済圏」を徹底分析する。
AIデータセンターは今後、国家の競争力を支える重要な基盤となっていく。日本も投資拡大が待ったなしの状況だが、多くの課題やリスクも抱える。稼働には膨大な電力が必要。足元では建設費高騰でインフラ整備の遅れも懸念される。実際の建設を巡っては周辺住民との軋轢も生じている。海底ケーブルを含めた地政学リスクも考慮しなければならない。バブルの様相も呈してきたAIデータセンターの熱狂はいつまで続き、誰が果実をつかむのか。AIデータセンターが産業、さらには社会全体に及ぼすインパクトを読み解く。



