AI 用語辞典:プロンプト・RAG・ファインチューニング・エージェント

AI Navigate Original / 2026/3/17

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要点

  • プロンプトはAIへの依頼文。役割・制約・例で強くなり、曖昧さや前提不足で弱くなる。
  • RAGは社内データを検索して生成。最新/社内固有情報を反映し幻覚を減らすが、検索品質と運用設計が精度を決める。
  • ファインチューニングは出力の型/癖を安定化。頻繁更新の知識はRAG、固定の型はFT。データ整備が主コスト。
  • エージェントは計画・ツール実行まで行い強力だが事故りやすい。Human-in-the-loop・実行ログ・最小権限を。判断順はプロンプト→RAG→FT→エージェント。

はじめに:AI用語は「カタカナ英語の壁」を越えると一気に楽になる

生成AIの話題を追っていると、プロンプトRAGファインチューニングエージェント……と、専門用語が次々に出てきます。最初はとっつきにくいのですが、実はどれも「AIにどう働いてもらうか」を表す役割分担の言葉です。

この記事では、現場でよく使う重要ワードを「ひとことで」「どういうときに使う?」「メリット・注意点」「使い分け」の順に、できるだけ親しみやすく整理します。

プロンプト(Prompt):AIへの“お願い文”

ひとことで

プロンプトは、生成AIに対して「何をどうしてほしいか」を伝える指示文です。AIにとっての入力(input)であり、成果物の品質を左右する重要ポイントになります。

どういうときに使う?

  • 文章作成(メール、企画書、記事、要約)
  • コード生成(関数作成、バグ修正、レビュー)
  • 画像生成(構図・スタイル指定)
  • データ整理(表の整形、分類、抽出)

コツ:プロンプトは「役割」「制約」「例」で強くなる

よく効く定番の型は次の3つです。

  1. 役割:あなたは◯◯の専門家として回答してください
  2. 制約:文字数、トーン、出力形式(JSON/表/箇条書き)
  3. :良い例・悪い例、期待する出力サンプル

例:「あなたはBtoB SaaSのPMです。新機能案を3つ、各案に狙い・対象ユーザー・KPIを付けて、箇条書きで出してください。専門用語は短く補足して。」

注意点

  • 曖昧な指示だと、回答も曖昧になりやすい(「いい感じで」問題)
  • 前提の共有不足でズレる(ターゲット、目的、禁止事項)
  • 機密情報を含めないなど、情報管理にも注意

RAG(Retrieval-Augmented Generation):検索で“根拠”を足す仕組み

ひとことで

RAGは、AIが回答を作る前に社内文書やデータベースから関連情報を検索(Retrieval)し、その内容をもとに生成(Generation)する仕組みです。ざっくり言えば「AIに社内ナレッジをカンニングさせる」イメージです。

どういうときに使う?

  • 社内規程、手順書、FAQ、議事録を使ったチャットボット
  • 製品マニュアルを参照しながらのサポート回答
  • 営業資料・提案書のドラフト作成(過去の事例を参照)
  • 法務・コンプラの一次確認(社内ルールの引用付き)

メリット

  • 最新情報や社内固有情報を反映できる(モデルが学習していなくてもOK)

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