会議が終わってから議事録を清書する作業は、ときに会議そのものより時間を食います。けれど議事録づくりは 録音 → 文字起こし → 要約 → タスク抽出 という 4 つの工程に分解でき、その大半は AI に任せられます。慣れれば、1 時間の会議の議事録を数分で配布できる状態にできます。本稿はこの 4 工程を、2026 年時点の実在ツールと、つまずきやすい同意・機密の注意点まで含めて整理します。
FIG.1 4 工程の分業。録音と文字起こしは専用ツール、要約・タスク抽出は LLM(または一体型ツール)が担う
近年は 4 工程を 1 つにまとめた「AI ミーティングアシスタント」も普及しました。ただ仕組みを 4 工程に分けて理解しておくと、どこを自動化し、どこに人の確認を残すかを自分で設計できます。順に見ていきます。
01工程 1:録音する(同意の取得が先)
録音手段は会議の形式で決まります。技術的にはどれも難しくありません。難所はむしろ 参加者の同意 です。
- 対面会議:スマホの録音アプリ、または専用 IC レコーダー。発言者の近くに置く
- オンライン会議:Zoom / Google Meet / Microsoft Teams の録画機能。あるいは会議に参加する AI ノートテイカー(bot)
注意したいのは、会議の参加者一覧に録音 bot が見えていること自体は、法的に有効な「告知」や「同意」とは見なされないのが 2026 年時点の一般的な実務理解だという点です。録音する旨は、別途はっきり伝える必要があります。