Claude Code は、ターミナルで動くコーディング用 AI です。便利なのは 1 対 1 の対話だけではありません。メインのセッションが「サブエージェント(sub-agent)」という小さな別の AI を呼び出し、複数の作業を分担・並行させられます。大きなタスクを速く、しかも散らからずに進めるための仕組みを、初めての人にも分かるように整理します。
FIG.1 メインが指示を配り、各エージェントが別々の文脈で作業し、結果だけが戻る
01サブエージェントとは何か
サブエージェントは、特定の役割を持った Claude の分身です。メインのセッション(オーケストレーター=指揮役)が呼び出すと、その分身は自分専用の文脈(コンテキスト)・専用の指示文・使える道具の範囲を持って動き、終わったら結果だけをメインに返します。
ポイントは 2 つです。1 つは文脈の分離。長い調べ物や試行錯誤を分身の中で完結させるので、メインの会話が余計な情報で散らかりません。もう 1 つは役割の専門化。「レビュー専門」「テスト専門」のように指示を絞ると、その作業だけに集中して質が安定します。さらに複数を同時に走らせれば、独立した作業を並行処理できます。
サブエージェントの本質は、文脈を分けて散らからせず、役割を絞って質を保つこと。並列はその副産物。
02どこで定義するか
サブエージェントは、YAML の見出し(フロントマター)+指示文を書いた Markdown ファイルとして用意します。置き場所は 2 か所あり、用途で使い分けます。