画像編集・加筆:Inpainting と Outpainting

AI Navigate Original / 2026/5/16

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要点

  • Inpainting(部分修正)と Outpainting(領域拡張)は実務で多用
  • 範囲をマスク指定し指示、自然なものを選び境界をなじませる
  • 境界が不自然になりやすく等倍確認、改変は権利に配慮
  • 生成は素材、選別・仕上げ・権利確認は人が担う

画像 AI は「ゼロから作る」だけの道具ではありません。実務でよく使うのは、すでにある写真・イラストの一部だけを直す(Inpainting=インペインティング)と、画面の外側を描き足して構図を広げる(Outpainting=アウトペインティング)という2つの編集です。撮り直しや描き直しをせずに、欲しい絵に近づけられるのが強みです。

たとえば「商品写真に映り込んだ電源コードを消したい」「縦長の写真を SNS バナー用に横長へ広げたい」。前者が Inpainting、後者が Outpainting です。どちらも 2026 年現在は主要ツールに標準搭載されていて、ブラウザやアプリだけで完結します。

INPAINTING 枠の内側だけを描き直す OUTPAINTING 元画像の外側を描き足す

FIG.1 Inpainting=内側の修正、Outpainting=外側への拡張。「直す」か「広げる」かで使い分ける

012つの編集は「どこを AI に任せるか」で分かれる

仕組みはどちらも同じで、AI に描かせたい範囲(マスク)を指定し、その部分だけを生成し直すという発想です。違いは「描かせる範囲が画像の内側か、外側か」だけ。用途で整理すると次のようになります。

Inpainting(部分修正)Outpainting(領域拡張)
不要物の除去(通行人・電線・ロゴ)構図を広げる(被写体の周囲を追加)
部分の差し替え(服の色、空の雲)縦横比の変更(縦写真→横バナー)
欠損・キズの補完(古写真の修復)背景の延長(見切れた床や壁を継ぎ足す)
マスク=消したい・変えたい場所マスク=新しく描き足したい余白

どちらも、AI は周囲のピクセル(色・明るさ・質感・遠近感)を手がかりに「ここには何があるべきか」を推測して描きます。だから周囲に手がかりが多いほど自然に、少ないほど破綻しやすいという共通の性質があります。

02主要ツールでは、こう呼ばれている(2026年)

機能名はツールごとに違うので、「Inpainting」「Outpainting」という用語だけ知っていても操作画面で迷います。2026 年時点の代表的なツールでの呼び名と入口を押さえておくと、どのアプリでもすぐ見つけられます。

Adobe Photoshop / Firefly

部分修正は生成塗りつぶし(Generative Fill)削除ツール(Remove Tool)。拡張はトリミングを画像の外へ広げる生成拡張(Generative Expand)。専用の Firefly「Fill & Expand」モデルで処理されます。

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