OpenAI Codex は、OpenAI が提供するコーディング用 AI エージェントです。最大の持ち味は「タスクを渡しておくと、自分でファイルを読み、コードを書き、テストを走らせ、必要なら GitHub に Pull Request まで出してくれる」こと。手元のターミナルで対話しながら使うこともできれば、クラウドに長い作業を預けて別のことをしている間に進めてもらうこともできます。本ガイドは、Codex が何で・どう動き・いくらかかり・どう使い分けるかを、はじめての人にも分かるように整理します。
What it is
01Codex は「自分で手を動かす」AI
普通のチャット型 AI は、聞くと答え(テキストやコード片)を返してくれます。Codex が違うのは、あなたの環境の中で実際に作業する点です。リポジトリ内のファイルを開いて読み、コマンドを実行し、結果を見て次の手を決め、最終的に「動くコードの変更」として差し出します。人間の開発者に作業を頼むのに近い感覚です。
FIG.1 答えを返すだけでなく、ファイルを読み・書き・実行まで踏み込むのがエージェント型
2026 年時点の Codex は、その頭脳に GPT‑5.5(多くのタスクで既定)をはじめとする「Codex 系」モデルを使います。用途に応じてモデルや推論の深さを切り替えられ、長時間の作業向けには履歴を圧縮しながら走り続けるモデル(GPT‑5.1‑Codex‑Max など)も選べます。具体的なモデル名や既定値は更新が速いため、最新は公式ドキュメントで確認してください。
Three surfaces
023 つの入り口:CLI・IDE 拡張・Cloud
Codex は同じエージェントを 3 つの場所から使えます。最初の記事の頃は「CLI と Cloud」の 2 形態でしたが、現在は エディタ(VS Code 等)に組み込む拡張が加わり、用途で選べるようになりました。
Codex CLI
手元のターミナルで動く。会話しながら少しずつ進める、軽い修正や調査に向く。インストールは npm i -g @openai/codex。
IDE 拡張
VS Code などに常駐するサイドバー。コードを見せながら頼め、長い仕事だけ Cloud に逃がせる。ext install openai.chatgpt。
Codex Cloud
OpenAI のクラウド上の隔離環境で動く。GitHub と連携し、複数タスクを並行で走らせて PR まで出す。
Codex CLI を試す
npm install -g @openai/codex codex login # ブラウザで OpenAI にサインイン cd your-project codex # 対話モードが起動
対話モードでは、自然文でそのまま頼めます。
$ codex > このプロジェクトの構成を説明して > auth モジュールを JWT 認証に書き直して、テストも追加して
1 行で渡す使い方も便利です。
$ codex "全 TypeScript ファイルを strict mode に対応させて"
Approvals & sandbox