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ホンダ離れたヤチヨ、印マザーサン傘下で2年 社長「ホンダ以外広がった」

日経XTECH / 3/19/2026

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Key Points

  • 八千代工業は2年前にインドのSamvardhana Motherson Internationalの傘下となり、ヤチヨ・オートモーティブシステムズとして再出発した。
  • 親会社の支援の下、燃料タンクが主力だったヤチヨはホンダ以外の自動車メーカーとの取引を広げつつあると社長兼CEOの可知浩幸氏が語る。
  • ホンダが電動化へ舵を切る中で、インド企業との関係強化を進める動きが企業間の顧客構成に影響を与えている。
  • マザーサンは2025年3月期に連結売上高1兆1366億ルピーと規模を拡大しており、ケーブル部品の祖業を持つ長い歴史が強みとなっている。
ヤチヨが開発を進める樹脂製のバックドア(左)と、主力製品の燃料タンク(写真:マザーサンヤチヨ・オートモーティブシステムズ)
ヤチヨが開発を進める樹脂製のバックドア(左)と、主力製品の燃料タンク(写真:マザーサンヤチヨ・オートモーティブシステムズ)
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 中国勢との競争を避け、インドシフトを強める日系自動車部品メーカーが増えている。待ち受けるのは着々と力をつけるインド部品メーカーとの競争だ。かつてホンダの子会社「八千代工業」で、2年前にインド部品最大手の傘下に入り再出発したマザーサンヤチヨ・オートモーティブシステムズ。インド企業傘下に生まれ変わったヤチヨ社長兼最高経営責任者(CEO)の可知浩幸氏にインド部品メーカーの強みと会社の現状を聞いた。

 燃料タンクが主力のヤチヨは2024年3月にインド部品最大手Samvardhana Motherson International(マザーサン)の傘下となった。親会社だったホンダが電動化にかじを切る中で燃料タンクの採用数が減ると見て、エンジン車市場がこれからも伸びるインド企業にヤチヨを委ねた形だ。

 それから2年たった。可知氏は「ホンダ以外の自動車メーカーとの付き合いが広がった」と、ホンダ離れの効果が生まれつつあると語る。マザーサンにとってもこれまで取引の少なかったホンダ向けの仕事が増える方向だという。

インド部品最大手マザーサンの強さの源泉

 マザーサンはケーブル部品が祖業で、創業から50年がたつインド自動車部品の最大手だ。2025年3月期の連結売上高は1兆1366億ルピー(約2兆円)に達し、インド部品メーカーを象徴する企業といえる。

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印部品最大手の強みは?

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