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USBストレージをいきなり抜くとデータは消えるのか?

日経XTECH / 3/20/2026

💬 OpinionTools & Practical Usage

Key Points

  • 書き込み中に外付けストレージを抜くとデータが壊れ、ファイルシステムの整合性が崩れるなど障害につながるリスクがある。
  • 書き込み中でなければ抜いても問題ないが、判断が難しい場合は取り外し操作を行うのが安全とされている。
  • Windows 10以降はクイック取り外しが標準設定で遅延書き込みを行わないため、状況に応じた取り外しの判断が必要。
  • 図解の手順として、デバイスマネージャーのプロパティ確認やクイック取り外し設定の有無をチェックする方法が紹介されている。

 書き込み中に外付けストレージを抜くのは厳禁だ。記録中のファイルが破損するだけでなく、管理情報が壊れて(整合性が取れなくなって)さまざまな障害につながる危険もある(図1)。このためメーカー各社は「取り出し」の操作を推奨している(図2)。

図1 データを書き込み中に外付けストレージを抜いたり、いきなり電源を落としたりすると、書き込み中のファイルが壊れる危険がある。さらに、ファイルシステム(OS)の管理台帳が破損して、「ファイルを削除できない」などさまざまな障害につながる可能性も。フラッシュメモリーを使うストレージでは、急な電断でコントローラーの管理台帳(マッピングテーブル)が破損して各種の障害につながる危険もある
図1 データを書き込み中に外付けストレージを抜いたり、いきなり電源を落としたりすると、書き込み中のファイルが壊れる危険がある。さらに、ファイルシステム(OS)の管理台帳が破損して、「ファイルを削除できない」などさまざまな障害につながる可能性も。フラッシュメモリーを使うストレージでは、急な電断でコントローラーの管理台帳(マッピングテーブル)が破損して各種の障害につながる危険もある
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図2 タスクバーの通知領域にある外付けストレージのアイコンを押し、「○○の取り出し」を選択する(1)~(3)。これで取り外しの準備が整う
図2 タスクバーの通知領域にある外付けストレージのアイコンを押し、「○○の取り出し」を選択する(1)~(3)。これで取り外しの準備が整う
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 書き込み中でなければ、そのまま抜いてもかまわない。Windows 10以降はキャッシュによる遅延書き込みをしない「クイック取り外し」が標準だからだ(図3図4)。とはいえ、書き込み中かの判断が難しいときは、図2の「取り外し」を実行するのが安全だ。

図3 「Windows」+「X」キーで開くメニューから「デバイスマネージャー」を選択。この画面で「ディスクドライブ」の項目を開き、外付けストレージを右クリックして「プロパティ」を選択する(1)~(3)
図3 「Windows」+「X」キーで開くメニューから「デバイスマネージャー」を選択。この画面で「ディスクドライブ」の項目を開き、外付けストレージを右クリックして「プロパティ」を選択する(1)~(3)
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図4 「ポリシー」タブを開く。既定で「クイック取り外し」が選択されている。基本的に書き込み中でなければ、いきなり抜いてもいい設定だ
図4 「ポリシー」タブを開く。既定で「クイック取り外し」が選択されている。基本的に書き込み中でなければ、いきなり抜いてもいい設定だ
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