米NVIDIA(エヌビディア)は2026年3月16日(米国時間)、年次開発者会議「GTC」を開き、推論特化チップ「NVIDIA Groq 3 LPU」を発表した。米AI(人工知能)半導体スタートアップGroq(グロック)の技術を用いて開発した。エヌビディアの主力製品であるGPU(画像処理半導体)とは異なる特徴を持つチップを製品化し、「GPU一本足」という弱点の克服を狙う。
エヌビディアはGroq 3 LPUをラック形式の「NVIDIA Groq 3 LPX」として顧客に提供する。ラック全体で256個のGroq 3 LPUを搭載した推論特化サーバーだ。エヌビディアによれば、最新のGPUとCPU(中央演算処理装置)である「Vera Rubin」世代のラックサーバー「Vera Rubin NVL72」との併用を想定している。
互いの長所を生かすことで、Vera Rubin NVL72とGroq 3 LPXの併用は、現行のBlackwell世代の「GB200 NVL72」と比較してメガワット当たりの推論スループットが35倍、1兆パラメーターのAIモデルを稼働させた場合の費用対効果は10倍になるという。
では、Groq 3 LPUの強みとは具体的に何か。
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