京都府、府立高校の生徒約1万人に“AI英会話”導入 多くの外国人が訪れる都市で「英語は必須スキル」

ITmedia AI+ / 4/2/2026

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Key Points

  • 京都府は2026年5月から府立高校46校・生徒約1万人を対象に、AI英会話サービス「ELSA School」を導入し英語力強化を図る。
  • ELSA SchoolはAIが発音を解析して改善点をフィードバックし、英会話ロールプレイやCEFR/IELTS/TOEFL等のスコア予測ができるスピーチ練習を提供する。
  • 外国人が多く訪れる京都という地域特性を踏まえ、実践的な英語を「必須スキル」と位置づけ、グローバル人材育成につなげたい考えを示している。
  • 京都府は文科省の「AIの活用による英語教育強化事業」でモデル団体として採択された実績があり、今回の取り組みを発話指導の新たなモデルにする期待が語られている。

 京都府が5月から、府立高校全46校、生徒約1万人を対象にAI英会話サービス「ELSA School」を導入する。府に外国人が多く訪れることを踏まえ、学生の英語力強化を図る。ELSA Schoolを提供するELSA Japan(東京都渋谷区)が4月2日に発表した。

 ELSA SchoolはAIがユーザーの発音を解析し改善点をフィードバックする技術が特徴。この技術に基づいたAIとの英会話ロールプレイ機能や、CEFRやIELTS、TOEFLなどのスコア予測が可能なスピーチ練習機能を提供する。

 同府の今野勝明さん(教育庁指導部 教育DX推進課 課長 兼 京都府デジタル学習支援センター長)は「(世界中から多様な人々が集う)これからの京都を担う高校生たちにとって、実践的な英語力は自らの可能性を広げる必須スキル」「英語力育成に必要なトレーニングの質・量を飛躍的に向上できる」と、グローバル人材の育成につなげたい意向を示した。

 京都府教育委員会は2025年、文部科学省の「AIの活用による英語教育強化事業」において、モデルとなる団体として採択された経験を持つ。同事業で座長を務める、京都大学国際高等教育院の金丸敏幸准教授は「AIを活用し、生徒が誤りを恐れずに英語で発話練習に取り組める環境を整えることには、大きな教育的意義がある」とコメントし、今回の取り組みが発話指導の新たなモデルになることへの期待を述べた。

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