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日経XTECH / 3/24/2026

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Key Points

  • ぐるなびは2016年からオンプレミスとパブリッククラウドを連携するマルチクラウド基盤「GMCP」を整備し、新サービス創出と売上増、開発スピード向上を狙っている。
  • GMCPのToBe像として「最適選択」「AI/IoTなど最新技術の活用」「セルフサービス化」の3点を設定し、特にコンテナがセルフサービス化で重要な役割を担う。
  • レッドハットの「コンテナ戦略説明会」にGMCPのユーザー企業としてぐるなび担当者が登壇し、OpenShiftを活用したコンテナ戦略の文脈で紹介された。
  • インフラ担当チームは開発部門へのヒアリングを通じて要件を固め、開発者がインフラを選び・変更できる運用に寄せる方針を取っている。

 レッドハットが2018年6月26日に開催した「コンテナ戦略説明会」に、レッドハットのコンテナ開発・運用環境「OpenShift」のユーザーとして、飲食店情報サイトを運営する「ぐるなび」の担当者が登壇した(関連記事「CoreOSの技術をOpenShiftに統合、レッドハットがコンテナ戦略を説明」)。ぐるなび企画開発本部開発部門 インフラストラクチャサービスセクション クラウドアーキテクチャグループの小川保法氏、同部門 技術・開発推進セクション アーキテクトグループ シニアリーダーの湯瀬淳也氏の2人である。

ぐるなび 企画開発本部開発部門インフラストラクチャサービスセクション クラウドアーキテクチャグループの小川保法氏
ぐるなび 企画開発本部開発部門 インフラストラクチャサービスセクション クラウドアーキテクチャグループの小川保法氏
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 ぐるなびは、2016年からオンプレミスとパブリッククラウドを連携させたマルチクラウド基盤「GMCP」(Gurunavi Multi Cloud Platform)の整備を進めている。目的は「新たなサービスを生み出して売上高の増大に貢献できるよう、変化に柔軟に対応でき、開発をスピードアップできるプラットフォームを構築する」(小川氏)ことである。

 インフラ担当である小川氏のチームは開発部門などへのヒアリングを踏まえて、GMCPのToBe(あるべき姿)として次の3つを設定した。1つはオンプレミスやPaaS(Platform as a Service)などから開発者自身が適切な機能や環境が選べる「最適選択」、もう1つはAI(人工知能)、IoT(Internet of Things)など最新テクノロジーを利用できる環境を整えること、そして3つめが開発のスピードアップのために開発者自身がインフラを設定・変更できるようにする「セルフサービス化」である。OpenShiftを用いたコンテナは、このセルフサービス化で大きな役割を果たしているという。

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インフラ設定変更に2~3日かかっていた

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