新興エンティティを伴う時間的知識グラフに対する帰納的推論
arXiv cs.AI / 2026/4/14
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要点
- 予測や時間を考慮した事実に対する時間的知識グラフ(TKG)の推論は、事前の学習相互作用がない新興エンティティを扱できないクローズドワールド前提によって困難になっている。
- 本論文では、新興エンティティはTKGで一般的であり、全エンティティの約25%を占めることを示している。そして、新興エンティティの過去の相互作用の欠如が、推論ベンチマークにおける性能の大幅な低下につながる。
- 新興エンティティは意味的類似性を共有する場合、相互作用履歴も同程度になりやすいことを観察しており、エンティティの種類をまたいで時間的パターンが転移可能であることを示唆している。
- 提案手法TransFIRは、コードブックベースの分類器を用いて新興エンティティを潜在的な意味クラスタへ割り当て、その後、意味的に類似した既知エンティティから推論パターンを転移させる。
- 実験では、新興エンティティを含む推論タスクにおいて、複数データセットにわたる全ベースラインに対してTransFIRが平均28.6%のMRR(Mean Reciprocal Rank)向上を達成し、GitHubでコードを公開している。




