チューリング、E2E自動運転で公道走行 VLAでは「国内初」

日経XTECH / 2026/4/17

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要点

  • チューリング(東京・大田)が、VLA(Vision Language Action)モデルを用いたEnd-to-End自動運転の公道走行試験を実施し、「国内初」と位置づけた。
  • 2026年3月上旬に公道で実施され、画像と言語、さらに運転行動情報を統合して状況理解と判断を行うE2E型AIとしてVLAが説明されている。
  • VLAは車両カメラの映像と、工事現場の誘導員の指示など言語情報を組み合わせ、事前想定が難しい状況でも柔軟に対応できる点を強みとしている。
  • 2030年にレベル5(運転者監視なしの完全自動運転)を目標に掲げ、VLAがその実現を左右する鍵技術と位置づけている。

 自動運転技術の新興Turing(チューリング、東京・大田)はEnd-to-End(E2E)自動運転の進化版「VLA(Vision Language Action)モデル」の公道走行試験を実施した。VLAモデルによる公道走行は「国内で初めて」(同社)。2030年にあらゆる場所で運転者の監視のいらない完全自動運転「レベル5」を目指しており、VLAは実現の鍵を握る技術と見る。

公道実験に用いた自動運転車(写真:チューリング)
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公道実験に用いた自動運転車(写真:チューリング)

 2026年3月上旬、公道で自動運転の走行試験を実施した。画像と言語、運転行動の情報を統合する「VLAモデル」は、車両カメラの画像情報と言語による状況理解を組み合わせて運転する人工知能(AI)モデルのこと。大規模言語モデル(LLM)が持つ論理的な思考力を活用できる。工事現場の誘導員の指示を認識して判断するなど事前の想定が難しい状況でも柔軟に対応できる点がメリットで、近年研究開発が盛んになっている。

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VLAモデルのパラメーター数は?

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