コンピューティングに光通信技術を生かす光電融合に対応する半導体パッケージ技術の研究が2026年4月、Rapidus(ラピダス、東京・千代田)の半導体工場がある北海道千歳市で始まる。ラピダスなどが参画する最先端半導体技術センター(LSTC)が主導し、千歳科学技術大学に開発拠点を設ける。チップ間の接続に光を使い、AI(人工知能)半導体の消費電力を下げる。ラピダスが将来、半導体受託生産の一環で光電融合に対応できるようにする。
経済産業省は2026年4月11日、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託事業の1つに、LSTCなどの研究を採択したと発表した。300mm角のパネル(ガラス基板)を支持材に使う光電融合対応の半導体後工程(パッケージ工程)について、部材・装置メーカーと連携するオープンイノベーション拠点を千歳科学技術大学内に設置する。LSTCと千歳科学技術大学のほか、東北大学、北海道大学、横浜国立大学、ベルギーimec(アイメック)などが参画する。
経産相の赤沢亮正氏は同日、ラピダスが千歳工場で開催した解析センターの開所式でこのプロジェクトに触れ、「ラピダスの後工程よりもさらに将来の技術に取り組む。千歳科学技術大学にパイロット(試作)ラインを構築し研究を進める」と述べた。北海道知事の鈴木直道氏も「LSTCによる光電融合型後工程の開発を支援していく」と期待を語った。
次のページ
インターポーザー介しチップ間を光接続この記事は有料会員限定です




