文章の「伝わらなさ」を、AIが可視化する——「日本語クリアチェッカー」をリリース
文章を書いた後、「なんとなく読みにくい気がする」と感じた経験はないだろうか?
しかし何が問題なのかを言語化するのは難しく、多くの場合そのまま公開されてしまう。そうした課題を解決するために、「日本語クリアチェッカー」を開発・公開した。
どんなツールか?
日本語クリアチェッカーは、入力した日本語文章をAIが診断し、改善点とリライト案を提示するWebアプリである。ブラウザ上で動作し、インストール不要で誰でも無料で使える。
入力画面
自分がチェックしたい文章を貼り付ける。

なお、右上の「サンプルを使う」というボタンを押せば、文章が自動生成される。

何をチェックするのか?

本ツールが診断する観点は8つある。
係り受けの分かりやすさ。修飾語と被修飾語が離れすぎていると、読者は一度で意味を取れない。どの語がどの語にかかっているのかを明確にすることで、文の構造が見えやすくなる。
主語と述語の距離。主語と述語の間に多くの情報が挟まると、読者の頭に負荷がかかる。シンプルな構造が、速く正確に伝わる文章の基本である。
読点の位置。読点は「息継ぎ」ではなく、「意味の切れ目」に置くものだ。誤った位置の読点は、文意を歪める原因になる。
一文の長さ。一文に複数の意味を詰め込みすぎると、読者の理解が追いつかない。情報を分割し、一文一意を徹底することで、格段に読みやすくなる。
指示語の明確さ。「これ」「それ」「この」「その」が何を指しているのか曖昧な文章は、読者を立ち止まらせる。指示語の参照先を明確にすることが、流れるような読書体験につながる。
重複表現。同じ意味を言い換えているだけの文や、不要な繰り返しは文章を冗長にする。削れる言葉を削ることで、文章の密度が上がる。
文の順序。重要な語を文末近くでぼかしてしまうと、読者に意図が伝わりにくい。読者が一度で意味を取れる語順を意識することが大切である。
読みやすさ。文章全体の流れが「具体→解釈→主張」の順になっているかを確認する。論理の流れが整っているかどうかが、文章の説得力を左右する。
診断結果の見方
診断が完了すると、まず100点満点のスコアと総合コメントが表示される。
その下に8つのチェック項目がカード形式で並び、それぞれ「OK」「注意」「要修正」の三段階で評価される。「注意」「要修正」の項目は、理由と修正例を展開して確認することができる。
さらに、リライト案が3種類出力される。「読みやすい版」「Web記事向け版」「硬めのビジネス文書版」の3つであり、用途に応じて使い分けることができる。
コピーボタン一つで本文をクリップボードに取り込めるため、そのまま他のツールに貼り付けて活用できる。

どんな人に使ってほしいか?
ブログやnoteを書いているライター、メールや提案書を作成するビジネスパーソン、レポートや論文を執筆する学生など、日本語で何かを書くすべての人に使ってもらいたい。
特に「書いた後に読み返しても、問題点がよくわからない」という人にとって、客観的な視点を提供するツールとして機能するはずだ。
開発の背景
本ツールは、合同会社リベルダードが提供するサービスである。
日本語の文章術に関する書籍や研究を参考にしながら、「読者が一度で意味を取れる文章」を書くための支援ツールとして設計した。
AIには Claude(Anthropic社)を採用しており、単なる文法チェックではなく、文章の構造と論理を踏まえた診断を実現している。
診断した文章の履歴はアカウント不要で保存され、過去の結果をいつでも振り返ることができる。
ぜひ一度、自分の文章を診断してみてほしい。スコアではなく、指摘の内容そのものが、文章力を上げるヒントになるはずだ。
※なお、このアプリは3時間で完成させました☺️
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