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トーチタワー低層部の架構完成、東京の景色を変える「スーパー超高層ビル」

日経XTECH / 3/13/2026

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Key Points

  • 53階のホテルロビーに半屋外スペース「スカイヒル」を設ける構想など、外部とのつなぎ方にも新たな都市空間の試みが盛り込まれている。
JR東京駅日本橋口から出て見上げた「Torch Tower」の建設現場。三菱地所などは2026年2月27日、低層部内部を報道陣に公開した(写真:日経クロステック)
JR東京駅日本橋口から出て見上げた「Torch Tower」の建設現場。三菱地所などは2026年2月27日、低層部内部を報道陣に公開した(写真:日経クロステック)
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 三菱地所と三菱地所設計、清水建設は、「Torch Tower(トーチタワー)」低層部を支える架構が完工したタイミングに合わせて建設現場を報道陣に公開した。場所は東京・大手町。JR東京駅日本橋口から出ると、たすき掛けのように巨大柱を組み上げたダイヤグリッド架構が目に入る。

 トーチタワーは地下4階・地上63階建てで、日本一の高さ約385mとなる。23年9月に着工して、ようやくダイヤグリッド架構の全体像が現れた。今後は26年内に高さ300mまで鉄骨が組み上がり、27年5~6月ごろには最上層に到達する見込みだ。

公開された低層部は完成後、商業エリアなどが入る。取材前はダイヤグリッド架構が眺望性を阻害するのではと懸念していたが、低層部は鉄道高架と近いこともあって適度な目隠しになるかもしれないと思った(写真:日経クロステック)
公開された低層部は完成後、商業エリアなどが入る。取材前はダイヤグリッド架構が眺望性を阻害するのではと懸念していたが、低層部は鉄道高架と近いこともあって適度な目隠しになるかもしれないと思った(写真:日経クロステック)
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低層部吹き抜けの様子(写真:日経クロステック)
低層部吹き抜けの様子(写真:日経クロステック)
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 強固な三角形の骨組みから成るダイヤグリッド架構は商業施設などが入る基壇部分に当たる。低層部といっても地上約52mの高さに及ぶので、見上げると強烈なインパクトだ。これから工事が進む中・高層部には新たに開発した制振構造を用いる。建物の外殻を縦に分割して8本の縦スリットを入れ、そこに設けたダンパーで変形を効率的に吸収する形だ。

 トーチタワーといえば日本一の高さとなることに注目が集まりがちだが、外部との“つなぎ方”にも筆者は期待している。26年1月、トーチタワーのコンセプトについて三菱地所に取材した際、同社TOKYO TORCH事業部主事の成瀬隆彦氏は「光や空気を感じられる建築にしたい、というのは着想段階から話していた」と語っていた。その一例が地上300mを超える、頂部の53階ホテルロビーに半屋外スペース「スカイヒル」を設けること。

53階「スカイヒル(Sky Hill)」の完成イメージ。半屋外空間となる予定(出所:三菱地所設計)
53階「スカイヒル(Sky Hill)」の完成イメージ。半屋外空間となる予定(出所:三菱地所設計)
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 さらに、再開発街区「TOKYO TORCH」内で東側に立つ常盤橋タワーと、トーチタワーとの間に広場「TOKYO TORCH Park」を配置。その広場側に張り出す形でトーチタワー低層部の1~8階には立体歩路「空中散歩道」を整備する計画だ。

トーチタワーの足元を南東側から見上げたイメージ(出所:三菱地所設計)
トーチタワーの足元を南東側から見上げたイメージ(出所:三菱地所設計)
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写真奥に見えるのが、立体歩路「空中散歩道」。ダイヤグリッド架構を挟んで室内から外側へ自然とつながっていく様子が分かる(写真:日経クロステック)
写真奥に見えるのが、立体歩路「空中散歩道」。ダイヤグリッド架構を挟んで室内から外側へ自然とつながっていく様子が分かる(写真:日経クロステック)
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 これらが全て完成すれば、様々な高さから周りの景色を見渡すことができ、東京都心に新しい視点場をもたらすことになる。人々の活動やにぎわいをビル内で閉じ込めずに街や空中へ表出させる考え方は、今後のビルづくりにも影響するかもしれないと筆者は思うのである。

立体歩路「空中散歩道」を上空から見たイメージ。広場から建物へとにぎわいが連続していくような構想だ(出所:三菱地所設計)
立体歩路「空中散歩道」を上空から見たイメージ。広場から建物へとにぎわいが連続していくような構想だ(出所:三菱地所設計)
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