サービス連携でライバルに一歩リードの「Gemini」、性能もChatGPTに迫る

日経XTECH / 2026/5/9

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要点

  • Geminiの強みはChromeの「AIモード」やプロンプト連携によって、Google検索・Gmail・YouTubeなど自社サービスの機能をまたいで即応できる点にある
  • 例として「先週届いた未読メールを教えて」のようにGmail受信トレイを参照したり、「YouTube動画の内容を要約」できるなど、作業を対話だけで進められる
  • GeminiがGoogle Workspace(Gmail/カレンダー等)やDrive/フォトなどの個人データにアクセスするには、事前の連携許可が必要で、設定画面でアプリ連携を有効化する
  • 自社エコシステムに深く結びつく連携体験により、性能面でもChatGPTに迫る競争力を持つことが示唆される

 グーグルは、Google検索やGmail、YouTubeなど多数の人気サービスを擁する。Geminiの最大の強みは、こうしたサービスとの連携だ(図1)。ブラウザーのChromeには「AIモード」としてGeminiの機能が組み込まれ、ユーザーからの質問にAIが即答する。また、Geminiに「先週届いたメールで未読のものを教えて」と頼むと、自動でGmailの受信トレイから該当するメールを探してくれる。「YouTubeの動画の内容を簡潔にまとめて」といった指示にも応えてくれる。

図1 グーグルのGeminiは、自社の豊富なサービスと連携するのが強み。プロンプトに応じて自動でGoogle検索を活用するほか、Googleマップの高評価店のリストアップ、YouTubeの動画の要約などをGeminiを介して指示できる。Google Workspaceとの連携ではGmailのメールの取りまとめ、Keepやカレンダーへの登録などが可能だ[注]
図1 グーグルのGeminiは、自社の豊富なサービスと連携するのが強み。プロンプトに応じて自動でGoogle検索を活用するほか、Googleマップの高評価店のリストアップ、YouTubeの動画の要約などをGeminiを介して指示できる。Google Workspaceとの連携ではGmailのメールの取りまとめ、Keepやカレンダーへの登録などが可能だ[注]
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[注]CopilotでもGmailやGoogleカレンダーなどとの連携が始まっている

 GeminiからGmailやGoogleカレンダーなどの個人データにアクセスする際は事前に連携を許可しておこう(図2)。Googleドライブやフォトのファイルを簡単に参照できるのもメリットだ(図3)。

図2 Gmailなどの個人のデータにアクセスするにはユーザーの許可が必要。Geminiの左下の「設定とヘルプ」→「アプリ連携」を選択し、この画面で「Google Workspace」をオンにする
図2 Gmailなどの個人のデータにアクセスするにはユーザーの許可が必要。Geminiの左下の「設定とヘルプ」→「アプリ連携」を選択し、この画面で「Google Workspace」をオンにする
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図3 プロンプト入力欄の「+」を押すと、GoogleフォトやGoogleドライブ、NotebookLMから直接ファイルを参照可能だ
図3 プロンプト入力欄の「+」を押すと、GoogleフォトやGoogleドライブ、NotebookLMから直接ファイルを参照可能だ
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