GMOあおぞらネット銀が電話サポートを24時間に、「AIオペレーター」を活用

日経XTECH / 2026/5/21

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要点

  • GMOあおぞらネット銀行が電話サポートを24時間365日体制に拡大し、有人対応(平日9:00〜16:00)に加えて「AIオペレーター窓口」を2026年4月に導入した。
  • これまでネット銀行はAIチャットボットでの問い合わせ対応は進んでいたが、電話は人間応対が必要で24時間化が難しかったことが背景にある。
  • 金融機関では誤情報提供が許されないため、AIによる電話自動化はまだ少なく、「AIだから許される」わけではないという姿勢が示された。
  • 一定精度の実現は比較的容易でも、金融用途に耐える精度を持たせることが難しい点が課題として強調されている。

 GMOあおぞらネット銀行は顧客からの問い合わせに対応する電話サポートを24時間365日体制にした。平日午前9時~午後4時までの有人電話サポートに加えて、2026年4月に運用を開始した「AIオペレーター窓口」で実現した。

 「当社はネット銀行として、金融サービスを24時間365日提供しており、顧客サポートにも24時間体制が求められる。既にAI(人工知能)チャットボットによる体制を整えているが、電話サポートは人間が応対する必要があり、通常の問い合わせについて24時間対応を実現するのはこれまで難しかった」。GMOあおぞらネット銀行の小野沢宏晋執行役員はこう説明する。

 誤った情報を顧客に提供することが許されない金融機関において、電話サポートをAIで自動化した例はまだ少ない。「AIだからという言い訳は通用しない。ある程度の精度を持つサービスをつくるのは比較的容易だが、金融機関での利用に耐える精度を持たせるのは難しい」(小野沢氏)。

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