日経PC21は創刊以来30年にわたってExcel関数の使い方を解説してきたが、生成AIを使うとやりたいことを文章で伝えるだけで、適切な関数を自動入力したファイルを仕上げてくれる。いちいち自分で関数を入力する手間を省くことができるのだ。
そう聞くと「これまで必死に関数を覚えた苦労は何だったのか……」と落胆する人もいるかもしれないが、それは違う。関数を学んできたからこそ「ここは関数が使えそう」と勘が働き、AIに指示して素早く結果を引き出せるのだ。基礎知識があるからフル活用できる。それがAI利用の本質だ。
さっそくAIにExcel関数を作ってもらおう。ここでお薦めのAIはChatGPT。データを入れたファイルをアップロードして指示を与えると、関数を入力済みのファイルをダウンロードできる。GeminiやCopilotではファイルをダウンロードすることができない。
ポイントは依頼文の書き方 なるべくシンプルに具体的に!
図1はパソコンの販売台数の集計表。ここでは、ある基準となる価格を入力し、それ以下の製品の販売台数が全体に占める割合を表示させたい。手だれのExcelユーザーなら、条件に適合する数値を合計するには「SUMIF」関数がよいと勘が働くだろう。ただ、その引数まで正確に覚えている人は少ないかもしれない。そんなときはAIに指示を出せばよい。
やり方は簡単で「+」ボタンから対象のファイルをアップロードし、実行したい処理を伝えるだけ。その際、関数を入力したファイルをダウンロードできるように依頼するのがポイントだ(図2、図3)。結果は、予想通りSUMIF関数が使われていた(図4)。
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ただし、設定された関数をうのみにしてはいけない。...この記事は会員登録で続きをご覧いただけます



![図4 ファイルを確認すると、SUMIF関数を使って、「単価」欄から「基準価格」以下の数値を探し、該当するデータの販売台数を合計して、全体に占める割合を求めていることがわかる[注1]](https://cdn-xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/03588/041400009/04.jpg?__scale=w:680,h:320&_sh=0350de06d0)




