MorphDistill:病理財団モデルから大腸がん生存予測のための統合形態学的知識を蒸留する
arXiv cs.CV / 2026/4/9
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要点
- 本論文は、複数の病理財団モデルから臓器特異的な形態学的知識を蒸留し、それをコンパクトなCRC(大腸がん)特化エンコーダへ統合して生存予測に用いる、2段階の枠組みMorphDistillを提案する。
- 第I段階では、10の財団モデルから得られるサンプル間の関係性を、明示的な特徴アラインメントを必要とせずに保持するために、次元非依存のマルチティーチャー関係蒸留と教師ありコントラスト正則化を用いる。
- 第II段階では、全スライド画像からパッチレベル特徴を抽出し、注意機構に基づくマルチインスタンス学習で集約して5年生存を予測する。
- Alliance/CALGB 89803コホートにおいて、MorphDistillはAUC 0.68を報告し、最良のベースラインに対して約8%の相対的改善となる。またC-indexおよびハザード比の点でベースラインを上回る。
- 外部TCGAコホートでは、C-index 0.628と性能を維持しており、臨床サブグループ間での一般化性能と頑健性が示される一方、さらなる検証の必要性も指摘している。


