ソフトバンクが生成AIで特許を大量出願、問われる知財部の役割

日経XTECH / 2026/5/9

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要点

  • ソフトバンクグループが生成AIで作成された可能性がある大量の特許出願を行っており、従来の弁理士・特許事務所の物理的限界を超える規模で可視化された。
  • 特許出願の実務で知財専門家が担ってきた従来型業務の相対的価値が低下し得るという示唆があり、知財に限らず法務・知識集約サービス全般にも波及する可能性が論じられている。
  • 研修での知財担当者の声として、知財部が抱える課題を具体的に取り上げ、環境変化に直面する現場感を示している。
  • 今回の事例は「生成AIが知財領域の作業生産性やアウトプットを大きく引き上げる」ことが、出来事として明確に見える点に特徴がある。

 ソフトバンクグループ(SBG)が多数の特許出願を行っていることが明らかになった。その時期と規模から生成AIを活用して作成された可能性がある特許明細書と考えられる。人間の弁理士や特許事務所が作成するのであれば、1度にこなせる量と質には物理的な限界があるからだ。今回、生成AIは、その限界を大きく超えられることを示した。

 特許出願という実務において、弁理士をはじめとした知財専門家が介在する従来型業務の相対的な価値が低下した事例と捉えることもできる。製造や設計などのハードウエアの領域だけではなく、法務・知財といった知識集約型サービスの領域でも同様のことが起きていると思われるが、ここまで明確に可視化された事例は他にないように思う。

 時期を同じくして、筆者はある会社で知的財産部門(以下、知財部)向けの研修を行った。その時、Aさんという30代の知財担当者から、知財部が抱える課題について次のような話を聞いた。

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知財サービスの付加価値の低下

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