フィジカルAI(人工知能)という言葉を聞く機会が増えている。ロボットや機械に搭載し、センサーなどから得られる情報から認識・判断し、物理的な動きを生成するAI、といった意味だ。従来のルールベースによる制御技術だけでなく、模倣学習や強化学習といったAI技術を活用する。やや風呂敷を広げすぎていると感じるが、フィジカルAIを搭載するロボットや機械には自動運転車も含む場合が多い。
誰が最初にフィジカルAIを言い出したのかは定かではない。少なくとも2024年ごろ、米NVIDIA(エヌビディア)の最高経営責任者(CEO)であるJensen Huang(ジェンスン・ファン)氏がしきりに発言するようになってから、広まったようだ。同社はGPU(画像処理半導体)やAI開発環境を売り出すために、フィジカルAIという言葉をうまく利用している。バズワード(流行の言葉)を多用しながら自社製品を拡販する手法には、つい感心してしまう。
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