キオクシアHD次期社長に太田裕雄氏、「AI時代に応えるメモリー強化」

日経XTECH / 2026/4/6

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要点

  • キオクシアHDは2026年4月1日付で、現副社長執行役員の太田裕雄氏が社長執行役員に就任すると発表した。
  • 太田氏はAI時代に求められるメモリー性能・電力効率の向上に向け、超高速SSDなどAIサーバー向け製品開発と次世代メモリー開発を加速する方針を示した。
  • 現社長の早坂伸夫氏は、NAND型フラッシュ市場が生成AIにより新フェーズに入ったため、リーダー交代のタイミングだと位置づけた。
  • 太田氏は信頼される性格だと評価され、社長就任の打診は2025年後半に行われたと説明された。

 キオクシアホールディングス(HD)は2026年1月29日、副社長執行役員の太田裕雄氏が同年4月1日付で社長執行役員に就任すると発表した。同日の記者会見で太田氏は、AI(人工知能)時代の半導体メモリーに求められる性能や電力効率の向上、革新技術の開発に努めると話した。AIサーバー向けの超高速SSD(ソリッド・ステート・ドライブ)や次世代メモリーの開発を加速する(図1)。

図1 記者会見に臨んだキオクシアホールディングス現社⻑の早坂伸夫⽒(左)と現副社⻑で次期社長の太⽥裕雄⽒(写真:日経クロステック)
図1 記者会見に臨んだキオクシアホールディングス現社⻑の早坂伸夫⽒(左)と現副社⻑で次期社長の太⽥裕雄⽒(写真:日経クロステック)
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 現社長の早坂伸夫氏は記者会見で、同社が手掛けるNAND型フラッシュメモリーの市場が「生成AIがけん引する新たなフェーズに入った。新しいリーダーにバトンを渡すタイミングだ」と述べた。太田氏については「人に信頼される性格だ」と評した。社長就任を打診したのは2025年後半という。

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