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曲線軌道でJR10線をまたぐ京急線・八ツ山橋、動画で見る深夜の送り出し架設

日経XTECH / 3/16/2026

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Key Points

  • 京急本線とJR在来線8線・新幹線2線を計10線跨ぐ八ツ山跨線橋の工事で、総重量約3300tのトラス桁を送り出した。\n- 2026年2月23日深夜、送り出し速度は毎分2m、約76mを進めて到達点手前1mで据え付け作業を実施、午前2時25分頃に作業完了。\n- 第1回として計95.8mを送り出し、2月3日に18.75m、2月23日に77.05mを順次実施。\n- 今後は前方仮設桁を解体し本設トラス桁を送り出す計画で、10m程度の送り出しや平面位置調整を計10回行い、27年度までに本設桁を計画位置へ設置予定。

  京浜急行本線連続立体交差事業の一環で、新幹線を含む10線の上をまたぐように総重量3300tのトラス桁が架設された。一部に仮設トラスを含んでおり、架け替え完了には残り10回の工程を経なければならない。

北品川側から見た京急八ツ山橋送り出しの様子。タイムラプス動画(動画:大村 拓也)
品川側から見た京急八ツ山橋送り出しの様子。タイムラプス動画(動画:大村 拓也)

 事業主体の東京都がJR東日本に委託して実施する京急本線の品川─北品川間の八ツ山跨線(こせん)線路橋の工事現場で、2026年2月23日午前1時25分ごろ、巨大なトラス桁が静かに送り出された。

2026年2月23日の深夜に実施した送り出し架設の様子(北品川側)。灰色と白のトラスが新しい橋桁で、下に見える緑のトラスが現八ツ山橋(写真:大村 拓也)
2026年2月23日の深夜に実施した送り出し架設の様子(北品川側)。灰色と白のトラスが新しい橋桁で、下に見える緑のトラスが現八ツ山橋(写真:大村 拓也)
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 送り出しの速度は毎分2m。工事に要する時間と送り出し作業中のトラス桁のバランスなどを考慮して決めた。

 40分ほどで約76mを送り出し、残り1mの地点に到達。その後、到達点側で据え付け作業を実施して、午前2時25分ごろに送り出し作業が完了した。送り出しの開始からちょうど1時間ほどで、JR東日本の在来線8線とJR東海の東海道新幹線2線の計10線をまたぐように橋が架かった。

 架け替え工事は27年度までに計11回の作業工程が計画されており、今回の送り出しは第1回となる。1回目は2日に分けて計95.8mを送り出した。まず、26年2月3日に18.75mを送り出して、台車が走行するレール桁のたわみや、仮支柱の杭の沈下量などが管理値内に収まっていたことを確認。続いて、2月23日に77.05mを送り出した。

 送り出しの到達点(北品川側)付近には既存の京急本線の線路や踏切があり、作業できる空間が限られる。今回送り出したのは、本設トラスの前方と後方を仮設トラスが挟む形態の桁だ。今後、前方の仮設トラス桁を徐々に解体しながら本設トラス桁を送り出す。27年度までに10m程度の送り出しや旋回による平面位置の調整を計10回にわたり実施し、計画位置へ本設トラス桁を設置する予定だ。

品川側から見た新しい八ツ山橋。手前の白いトラスが本設桁で奥に続く灰色のトラスは前方仮設桁(写真:大村 拓也)
品川側から見た新しい八ツ山橋。手前の白いトラスが本設桁で奥に続く灰色のトラスは前方仮設桁(写真:大村 拓也)
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八ツ山橋の施工手順(出所:JR東日本)
八ツ山橋の施工手順(出所:JR東日本)
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曲線軌道は施工方法が異なる

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